A’-3ダイアログ №6 ボストンバッグとブリーフケース、かっこいい革で少し販売します

 

 

 

近藤「どうせなら、すごいかっこいい革で作ってみようよ!」

 

 

 

完成、それぞれの

A’-3 それぞれの革でボストンバッグとブリーフケース

これは、現存するクラシックライン(A品番)をベースに村松が新しい鞄を作るという、

創業者:近藤発信、鞄を通じて2人が綴る不定期更新コンテンツです。

 

 

冒頭の通り、かっこいい革バージョンを、少数ですが本店とオンラインショップで

販売できることになりました。

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……

で、どうせなら、すごいかっこいい革で作ってみようよ!

僕はね、これで作ろうかな。

革取り出します

厚手のソフトレザーで表面にちょっと光沢があって、プルアップなんだ。
使っていくときに折れ曲がったり伸びたりすると、中のオイルが移動して
その部分が白くなる革ね。
小野寺くんとの企画:一枚革のトートにも使った、最近気に入ってる革のひとつだよ。

ミッスーリ

お、やっぱりいいですね~。

 

いいのないかな

村松くんの鞄に似合いそうな革…僕が買いためた中に、いいのないかな。

 
あ、かっこいいのあるよ~これ似合いそうじゃない?

確かこれはイタリアのタンナー(革工場)に行って、すごい積み上げられてた
革の山から引っ張ってきて、「これちょうだい」ってお願いしたんだ。
何の加工もしてないみたいだから水の吸い込みがすごく良くて、多分染色も
してないと思う。
きっと日焼けも水シミも凄いけど…「革そのもの!素のまま!!」ってところが
気に入ったの。このテクスチャーは珍しい。僕にとってはお宝だよ!

素上げの革素上げ

おお~!これ、、ブリーフケースに良さそう…
なんかいい鞄になりそうです。

 

 

カットされて準備

そうして、各々持ち帰ったものを製作しました。

カットして製作

 

 

 

数日後

お互い、沈黙のままそれぞれの鞄を見つめます。

鞄完成

 

…いいね。

 

いいですね。

いいね

 

 

 

ステッチとか

切り込みのステッチとか、ファスナーの二本のテープとか上げ底だとかは
どっちも合わせてあって。

上げ底

 

 

それでね、最初は白糸で作ってたんだけど、

白糸で

 

僕にしては珍しい…多分初めて糸を、目立たない茶糸にしたんだ。
村松くんをイメージして。

白糸茶糸

そうですね、自分が最初に作るなら、この本体色に対して白糸は
選ばないと思います。

 

でしょ?村松くんのイメージってあるよね。

 

でも僕は近藤さんらしい方がいいと思ってます。

試作途中の鞄をこっそり見ちゃったんですけど、本体内縫いで白ステッチの方が
断然いいですよ。近藤さんらしくて僕は好きです。

 

 

 

そうしてもう一度の試作を経て、完成にこぎつけたのでした。

完成

 

2人の求めるものへの相違はありますが、それでも、どうやら近藤は、自身の
イメージを分かったうえで、今回一緒に作る村松のイメージに敢えて
寄せてきたのではないかと思います。

一緒に何かをするのが好きな近藤ならでは、2人が関わって作る鞄だからこその
仕上がりになりました。
9/25より本店・オンラインショップにて販売開始!
革に限りがあるので、売り切れ次第、一旦終了です。

 

編集と文:岡松

 

今回のベースモデル:カブトムシ 2wayショルダーバッグ(A-3)

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