HERZ 40th Anniversary
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創業者と二代目による、ざっくばらんなHERZ談

2013年9月、HERZ(ヘルツ)創業者の『近藤 晃理(こんどう あきまさ)』から『野口 裕明(のぐち ひろあき)』に代表が変わりました。二人ともモノ作りが大好きということで、かしこまった対談ではなく、新店の大工仕事をしながら二人が何気なく話している様子を皆さんにお伝えします。(今後、近藤は会長という役割でHERZに携わることになります)

  1. vol.1 近藤の好奇心が決め手!?の代表交代
  2. vol.2 全員が「作る」という共通意識をもつ
  3. 番外編 定番商品とは「HERZらしい」とは

定番商品とは「HERZらしい」とは

今までのVol1,2でずっと写真を撮っていた小野寺(オンラインショップ担当)
も加わり、HERZの定番モデルについてあれこれと話した番外編です。

近藤
さっきの細かな部署は作らず、アナログで商品を決めていく
っていう話だけど、定番品(新作)については、
みんなが作った鞄を野口君が世に出すか決めるってこと?
野口
う~ん、僕じゃなくてもいいです。
今は、だいたい僕、村松君(ラックスリュックナレッジバ
ッグ
などのヒットメーカー)とベテランのNEZさんと3人で
見てますね。

当たり前ですけど、できたものがいいのか悪いのかをちゃん
と見ないとダメですし。
NEZさんに見てもらうことは、壊れないか、とか、今までの
キャリアで見て、もっといい作り方がないか最適化できると
ころがあるかってことを見てもらっています。

逆に僕は結構感覚で、、、(笑)
野口の新作えお決める基準
近藤
かわいいとか、カッコいいとか?
野口
そうですねー。
でも値段とか見た目も気になっちゃうので、総合的に見るよ
うにしています。

村松君は、ほんと見た目をしっかり見てますね。
彼、フタの長さとか、それこそ作った人が一番こだわった部
分に対して直接物申すからすごいなって思います。
近藤
それは凄いね(笑)
僕も長年、他の人が作った新作を見てるんだけど、正直言っ
て、分かんないんだよね。
ココをもっとこういう風にして作った方がいいよって
作りのアドバイスは幾らでも出来るけど。
これは売れる!!とかさ。
良いとか悪いとかって判断するのは難しい。
野口
確かにそれはありますね。
それに僕が「これは売れないよ!!」って言った鞄が
サンプルとかでお店に出して、すぐ売れたりするって事もあ
るでしょうし。
近藤
本当だよね(笑)
野口
そういうのもあって、今のところ、この3人でいると、ちょ
うどいいのかなって思っています。
気に入っている鞄について語る
野口
今年に入って僕が気に入ってるのは、このボディバッグ(F-1)
です。
ボディバッグ(F-1)
野口
これは、「よし、きた!」って感じで。
もちろん他の鞄がダメってわけではなく、定番品として十
分出せるものです。
本当は新作を出すペースをもう少し落としてもいいけど、
みんな沢山新しい鞄を作ってくれるし、それを早く見せた
いんですよね。
近藤
それはあるね。
作った商品はすぐお店に置いて、反応を見てみたい。
野口
そうなんです。
あと、小野寺君(オンラインショップ担当)のプレッシャ
ーもあって(笑)
小野寺
僕、プレッシャーかけてますかね(笑)
まあでも、僕は新作大歓迎ですから!!
作ったものはすぐお店に出したいです。
なんか八百屋さんみたいでいいじゃないですか。
今日採れたものをすぐに出すって感じで。
野口
うん、お店の奥に工房があって、そこで作ったものをすぐ
に出す。
HERZが今までやってきたことだしね。
これは続けていきたいね。
小野寺
定番の話ですけど、僕は別にシンプルとかその逆で変なの
とか全然オッケーです。
個人的にデザインの好き嫌いはあるけど、それはあまり関
係ないかな。
オンラインショップ担当:小野寺
近藤
変なのって?
小野寺
えっと。
「これは売れなさそうだなぁ」とか「万人受けはしないだ
ろうな」とか。
でも、HERZはそういう鞄があってもオッケーだと思って
います。
だって、そういう変わりモノって他では世に出せないから。
結果的にそれがHERZの個性(強み)にもなる。
廃番も少ないし、創業時から作り続けている鞄が今でも普
通に作れるのって凄くないですか?
野口
たしかにそれはあるよね。
でも、絶対廃番しないって事ではなくて、時代の流れがあ
って、ここはやっぱりこういう仕様に変えた方がいいとか。
似たモデルが幾つかあるから、これは一旦、廃番にしよう
とかっていう選択は
ありだと思う。
棚をチェックする野口
小野寺
たしかに。
野口
全体の鞄の種類を見て、HERZっぽければいいかな。
近藤
そう、HERZっぽいって、他の言葉に置き換えるのが難し
くてね。
でもそれが、HERZでモノを作るみんなの意識として共有
され続けていくことが大事かなって、僕も思うよ。
近藤と野口

この番外編は、二人が話している時に近藤から「小野寺君も話そう
よ」と誘われ、急遽、三人の談話が始まったものでした。
あまり落ち所がない話になってしまいましたが、HERZの定番品(
新作)が生まれる背景を少し見て頂けたのかなと思っています。

これからどんな新作が出るか、皆さんもご期待下さい!!

  1. vol.1 近藤の好奇心が決め手!?の代表交代
  2. vol.2 全員が「作る」という共通意識をもつ

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