作り手が教える革のお手入れ特集 Vol.1 オイルメンテナンス編

作り手が教える革のお手入れ特集 Vol.1 オイルメンテナンス編

スタッフ愛用バッグを参考に、使い始める前のメンテナンスを作り手がレクチャーします!!

  • 教える人(左)作り手 末吉「田中よ、メンテのイロハを教えよう!」
  • 教わる人(右)ONLINE SHOP 田中「あ、はい!どうぞ宜しくお願いします」
スタッフ愛用バッグ

こんにちは、ONLINE SHOP担当の田中です。私ごとですが、これから「2段階取っ手のトートバッグ」を使うことに!今日は良い機会なので、いつも皆さんにお勧めしている「使い始める前のメンテナンス」を作り手の末吉に教えてもらいつつおさらいしたいと思います。

これから鞄を使い始める方は是非、参考にしてみて下さい。「もう知ってるよ」という方も一緒にお付き合い頂けましたら幸いです。新たな発見があるかも?

イタリアンレザーの場合、オイル塗布の必要はございません。

Vol.1「使い始める前のメンテナンス」その効果って?

Vol.1 「使い始める前のメンテナンス」 その効果って?

田中:今日は宜しくお願いします。

末吉:はい、宜しくお願いします。メンテナンスって田中もう知ってるんじゃない?

田中:そうなんですが、詳しいところとなるとまだまだで、、、今回初めて鞄を使うことになったので、改めてより詳しく聞こうかと。

末吉:そうか~そういうことなら任せて。

田中:はい、では早速、なんで使い始める前にオイルメンテナンスをするといいかってことなんですが・・・。

末吉:田中はなんでだか知ってる?

なんでオイルメンテナンスをするか

田中:そうですね。汚れやカビを防いだり、あとは、多少の撥水効果もあるので、急な雨からの予防の意味も込めて。 こんなところでしょうか。

末吉:そうだね。撥水効果について補足すると・・・。 急な雨にあった時、オイルを塗っていない無防備な状態だと、すぐに革に水が染み込んで雨染みになっちゃうんだ。オイルを塗っておくとオイルが水をはじいてくれるから、革に水が染み込みにくくなるんだよ。

田中:なるほど。だからオイルを塗っておくと雨にぬれても、タオルでさっと拭けばあんまり目立たなくなるんですね。

末吉:そう、染み込むのを遅くしてくれるから対処し易くなるんだ。

オイル塗布による撥水比較 右半分:塗布してから1時間後。何もしていない左側に比べて水は弾きますが、部分的に若干の浸み込みも見られます。

末吉:完全に雨染みにならないわけじゃないけど、特にキャメルは雨染み等が目立つ色だから、始めにオイルを塗って雨に備えることは大切だね。

あと、うちの革はヌメ革に染色をしているんだけど、革の表情を生かす為にコーティング等は特にしていないんだ。だから、紫外線などに当たると色が抜けて白くなっちゃう事があるんだよ。

革の仕上げについて説明する末吉

田中:そうなんですね、知らなかった。

末吉:初めにオイルを塗っておくと紫外線から守ってくれるので、色の抜けが防げるんだよ。

田中:へ~。

末吉:あと、実は部屋の明かりでも同じことが起こる。

部屋の明りでも色抜けが起きる

田中:えっ?部屋の明かりでもですか?

末吉:そう、部屋の蛍光灯からも結構紫外線が出ているんだ。だから家で保管する時も注意が必要だよ。使わない期間が長い場合は、カバーをかけて保管をするといいよ。

末吉:あと、良く触れる所と全く触れないところでは経年変化の仕方が変わってくるんだ。始めにオイルを塗ることで、そういった差が少なく全体的に綺麗に経年変化させる事が出来るよ。

事前にオイルを塗っておく

田中:なるほど~。

末吉:好みにもよると思うけど、最初に塗っておくことはとても大事だと思うよ。 これからの鞄の下地作りだと思って、ぜひやってほしいな。

田中:そうですね~。

今回のまとめ「使い始める前のメンテナンス」の効果って?

1.紫外線から革を守り、色が抜けるのを防いでくれる。

2.多少の撥水効果で急な雨から革を守ってくれる。(完全ではない)

3.保革しカビが生えにくくなる。

4.全体にムラが少なく綺麗に経年変化させることができる。

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