創業者の近藤が駆け出しの時に作ったトランク
先日、お客様から一つの鞄が送られてきました。開けてみると、そこには使い込まれたトランクが。
定番では作っていないトランク。在籍する作り手やスタッフも初めて目にするぐらいの年代物。
それもそのはず。このトランクは、創業者の近藤が駆け出しの時にオーダーでお作りしたものだったからです。
※同仕様のトランクの製作・販売はしておりません。
今は全国に拠点を構えるHERZですが、創業者の近藤が鞄作りを本格的に始めたのが1970年代。赤坂にある半地下駐車場(ガレージ)がHERZの工房でした。
その時に、お越し頂いたお客様から届いたのが、今回のトランクです。
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使い手さんの歴史を感じる鞄
当時は決まった素材を使うのではなく、その時の要望にあった革や金具を仕入れていた近藤。
このトランクは今では使われていない素材で作られていました。
時を経るごとにその人の味が出る鞄はまさに世界でただ一つ、一点物の鞄です。
粋なお客様のおかげで40年ぶりの里帰り
40年振りに自身が作った鞄を見る近藤。やはり気になるが、壊れていないかどうか。
大切に使って頂いたようで、目立った故障箇所もありませんでした。
あらためて「丈夫であること」の大切さに気づかされます。
トランクとともにお手紙をいただきました
トランクと一緒に頂きましたお手紙の内容を一部ご紹介いたします。
40年前、私は20歳で赤坂の会社に勤め始め、HERZと出会い、初ボーナスで特注したのがこのかばんです。 それからこのかばんとともに、日本中、世界中を飛び回りました。 今年定年となりましたが、転職もせず最初の会社にいまだ勤務しております。 断捨離中でこのかばんについて思案。 もちろん捨てたりできず、良かったら里帰りさせて下さい。鞄一つひとつに、それぞれの物語があります。 これからも「丈夫で長く使える鞄作り」を変わらずに続けていければと思う出来事でした。
店内を彩る素敵なディスプレイとして
粋なお客様にお送り頂いたトランクは、HERZ本店のディスプレイとして活躍しています。
店頭にお越しの際は、ディスプレイにもご注目を!!
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