こんにちは。オンラインショップの土屋です。
日々、真剣に革製品に向き合い製作を行う作り手たち。
今回はそんな作り手の中でも、鞄を組み立て仕上げる製作から、革の裁断 通称カットマンになって5ヶ月の作り手である加治にインタビューを行ってみました。
土屋「本日はよろしくお願いします!」
加治「変なこと言ったりしないようにしないと・・・(笑)」
土屋「そこはカットするので安心してください!」
革との出会い
土屋「それではまず、加治さんについてお話し聞かせてください。加治さんの革との出会いっていつですか?」
加治「元々、小学校から大学まで野球をやってて、革でできたグローブがずっと身近にありました。オイルメンテナンスもちっちゃい頃に親から教えてもらって、使ったら毎日こまめに磨いてましたね。そうやって毎日グローブを触ってたので、いつの間にか革の匂いとかも好きになっていました」
土屋「小学校から大学までだと本当にずっと革がそばにあったんですね!それでは次にヘルツに入ったきっかけを伺っても良いですか?」
加治「以前は空調機器の営業だったんですけど、空調取り付けの工事に立ち会ってる時に、取り付けの職人さんを見て、手に職があるって良いなって思って転職を考えた事が始まりです」
加治「そこから自分が好きなものって何だろうって考えた時に、やっぱり野球グローブが好きで、それに使われてる革も好きだなって思って、まずはレザークラフトの教室に通ってみました」
土屋「最初に習ってみるっていうのが真面目な加治さんらしいですね」
加治「その後ヘルツの求人を見つけたんですけど、叔母さんがヘルツで働いていたことがあって、ちょうど持っていたペンケースを見せてもらい、お店も見に行って雰囲気も良いなと思って面接を受けることにしました」
革の裁断担当になって
土屋「カットに入ったのは今年に入ってからでしたっけ」
加治「そうですね!1月からです」
土屋「カットの仕事でどんなことが大変、とかありますか?」
加治「型紙を革に合わせて置いていくんですけど、結構端革が出ちゃったりとか、傷が多くて型紙を置けないとか多いんですよ。全部敷き詰められれば良いんですけど、キズやイボが在ったりしたらそれを避けたりしなくちゃいけないので、それが難しいです」
加治「革を余らせる時も、他の商品のパーツが取れるのを前提に革を余らせるみたいなことが出来るようになっていくと言われてるんですけど、初めのうちはどんな型紙があるかもわからず、端革の残らせ方がわからないので、これもけっこう大変です」
加治「1枚の革をちゃんと使いきれると、無駄も省けるし、1つの革からあまりパーツが取れない事が前提だと商品の単価自体も高くなってしまうので、1枚の革を使い切るっていうのはカットになって1番最初に教えてもらいました。
お届けする商品の見た目だけじゃなくて、価格にも影響してくる仕事なので毎日緊張感を持って作業していますね」
休みの日の過ごし方
土屋「休日はどんな事をして過ごしているんですか?」
加治「休みの日は最近は子どもが小さいので、子どもと遊んだりすることが多いですね。
普段は妻が子どもを見てくれているので、休みの日は自分が子どもを見たいなーと思ってて、最近だんだん動けるようになってきて、遊べることも増えてきました」
土屋「お子さんも新しいことがどんどん出来るようになってきて、加治さんも新しいことにチャレンジしているんですね(笑)」
加治「そうですね!本当に子どもの成長を見てると、1週間見なかっただけでも出来ることがどんどん増えてて、自分も頑張ろう!成長しよう!と思えますね」
土屋「お子さんに負けず成長していく・・・素敵ですね!本日は色々なお話しを聞かせていただいて、ありがとうございました」
加治「ありがとうございました!まとめるのが大変かもしれませんが、よろしくお願いします」
最後まで真面目で物腰柔らかな作り手で、心がほっこりと温かくなるようなインタビューの時間でした。
またこれからも、作り手の一面や仕事の風景などご紹介して行きたいと思います!