A’ダイアログ、始めます

 

 

 

「僕が作ったA-2、今の村松くんならどう作る?」

 

 

 

A-2

※A-2:二本ベルト2wayショルダーバッグ

 

 

 

 

エピソード0

エピソード0シリーズから早1ヶ月、、、最終的にはモノローグ(独白)と化し、最早

“ちっとも口数少なくないじゃないか”という声もちらほらですが、これも熟考しているものを

表面化させようという努力の結果だと思うとご指摘も感無量です。

 

 

 

その、エピソード0と並行して進んでいたのが今回の企画。

冒頭の通り、40年前からこつこつと近藤が作ってきたクラシックライン(主にA品番)をベースに

今在籍している村松が新しい鞄を作ってみる、という試みです。

 

名付けて「A’(エーダッシュ)」品番。

 

 

 

考え方がずれてないからです

村松
「僕がHERZにいるのは、近藤さんの鞄の作り・考え方が、僕のやりたいことと
ずれてないからだと思うんです。」

 

それなら、

近藤
「それなら、、まさにそれを体現してる僕のA-2を、今の村松くんの感覚で作ってみてよ。
HERZに対して持ってるイメージを表現してみるというか。
“ずれてない”っていっても、きっと人間が違うから、違うものができるはずだよね!

なんかA-2を作業台の目の前に置いて、、、あ~でもない、こうでもないって試作して、
それぞれの人間が作ったものを見比べる、、、単純に面白そうじゃない?」

DSC_9589それなら

村松
「お・・・いいですね、やってみます!」

 

 

きっかけはこれだけ。

試作鞄を見てもらいにいったある日の、何気ないやりとりの流れそのままに

実に軽やかに村松が動き出しています。

 

 

二人とも明言こそしませんが、この根底にあるのは

失敗してもいいから、なんか面白いことやろうよ、という精神。

そして新しいものへの挑戦は、次に活かす糧になるなら失敗ではありません。

 

40年作り続けている大御所クラシックラインを改変するという

創業者ならではの発信で、HERZの面白味がひとつ増えることを願って。

 

 

というわけで、

 

①現存するA品番のキモだと思う1点だけを抽出してそれ以外は全部変える(くらいの勢い)

②それを、近藤は知らされないまま、気が向いたらたまに品番の思い出について語ってもらい

③できた鞄に対して答え合わせをする

 

ことにしました。

 

 

近藤と村松が綴る、鞄作りを軸にした不定期更新コンテンツ。

まずは二本ベルト2wayショルダーバッグ(A-2)⇒A’-2からスタートです。

A'-2スケッチ

 

編集と文:岡松

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