ケルンリュックのお話

ケルンリュックのお話

こんにちは!ヘルツ名古屋店の竹中です。
先日新作として登場したケルンリュック(R-31)はチェックしましたか?

今回はそんなケルンリュックの生みの親である作り手【草間】に色々聞いてみました!
商品ページには載っていない裏話などが出ているかもしれませんので、是非ともご覧下さい。

それでは、いってみましょう。

竹中
ケルントート(T-9)に続いてリュックまでも登場しましたね。」

草間
「ありがたいことに。」

竹中
「見た目はかなりシンプルですね。作ったきっかけって何だったんですか?」

ケルンリュック(R-31)インタビュー1

草間
「2020年の夏ごろに作り始めたんだけど、作ろうと思って作ったわけじゃないの。」

竹中
「作ろうと思って作ったわけではない?」

草間
「その時は新作ってどんなものだろうとかなり考えていて、新しい要素や面白いことを取り入れたほうがいいのかなって。」

竹中
「やっぱり新作はそういったことがあった方が新作って感じがしますよね。」

草間
「色々やってみたんだけど、うまくいかなくて考えすぎて疲れちゃって(笑)。」

竹中
「相当悩んだんですね。」

草間
「ちょうどその時期に同じ作り手の﨑田がパルガミニリュック(R-24)とかを作り始めて、すっごく楽しそうで輝いて見えたの。その姿を見て考えるのをやめた。
で、自分が気になっているヘルツの鞄を自分なりにアレンジして作ってみたのが始まり。」

鞄製作中の崎田

パルガミニリュック(R-24)たち作り手の崎田が手掛けたパルガミニリュック(R-24)

竹中
「﨑田がパルガミニリュックとかを作っていなければケルンリュックは生まれなかったかもしれないですね。デザインはラックスリュック(R-143)に似ていますが、気になっていたのってラックスリュックだったんですか?」

草間
「そうかもしれないね。ラックスリュックをラティーゴで作れないかと思っていて、作りも出来るだけシンプルにしたかったんだ。」

ケルンリュック(R-31)とラックスリュック(R-143)

竹中
「デザインが似ているところがあって気になっていたんですけど、そういうことだったんですね。」

草間
「出来上がったリュックは普通で、機能性や作りに驚きはないけど楽しく作ることが出来たからカッコイイリュックになったと思う。」

竹中
「シンプルイズベストですね!!」

草間
「これといって工夫した感じはないけど、カッチリとした感じや丈夫そうなところはいいよね。」

竹中
「丈夫といえばケルントートも丈夫になっていますよね。名前も似ていて近しいところもありそうですね。」

草間
「トートは工夫したのを綺麗に落とし込めたけど、リュックは自然に出来上がった感じ。実はリュックの方がトートより早く作っていたんだ。」

竹中
「そういえばケルンってどんな意味があるのですか?」

草間
「ケルンはドイツ語で”核”とか”軸”って意味があって、自分の中で純粋に気負わず作ることが出来たからこの名前にしたんだ。新しいものを作る時、この考え・作り方を軸にして進めていくという意味も含んでいるだよね。」

竹中
「深い・・・。草間さんの分岐点にもなった鞄だったんですね。そんな中にも苦労したところはあったと思うのですが、どんなところですか?」

ケルンリュック(R-31)インタビュー2

草間
「苦労したのはマチ上の形。ここは通常の作りにはないパーツが使われていてかなり苦労したね。」

竹中
「よく見るとパーツが2つに分かれて形状が変わっていますね。」

草間
「この形を出すまで10回以上は試作を繰り返して確認していったんだ。そこにかなり力を注いだね。」

竹中
「シュッとしていてスマートに見えるのはこの形があってこそなんですね。」

草間
「最終的に自分の納得できる形にできたからよかった。普遍的だけどそこを良いものとヘルツの人が言ってくれたのは素直にうれしかったな。」

竹中
「このリュックの一番の注目ポイントはマチの形状ですね。他には注目ポイントとかってありますか?」

草間
「ラティーゴのハードレザーでしっかり作っているからなかなか壊れにくくなっている。ここも注目ポイントかな。」

ケルンリュック(R-31) 着用例

竹中
「見た目もスマートなので、老若男女使えそうですね。」

草間
「そうだね。お仕事・普段使いどちらも大丈夫だし、A4ファイルもしっかり入るから幅広く使えるリュックになっている。型崩れもしにくく時代に流されず長く使いたい方にもピッタリ!」

竹中
「長く使うと愛着も湧いてきますしね。最後に皆さんに伝えたいことはありますか?」

草間
「やっぱり自分自身がカッコイイ・良いなと思っているからそれに反応してくれる方がいれば嬉しいな。修理とかあっても全力で直します!!」

以上、ケルンリュックの生みの親、作り手【草間】のインタビューでした。

気になった方はぜひご来店して実物を見て背負ってみてください。
写真だけではわからないことやイメージが変わると思います。

 

余談

インタビューが終わったあとリュックを眺めていたのでなんだか聞いてみると、後ろのカシメがヘルツの作り手から好評だと教えてくれました。

ケルンリュック(R-31)のカシメ

なんだか安直に5発打った感じが良いとか。
確かにこんなにカシメが並ぶことなんてないですよね(笑)。

それではまた次回。

ケルンリュック(R-31)商品ページへ

リュック・バックパックの商品一覧ページへ

スクエアリュックの商品一覧ページへ

【名古屋店】
営業時間 12:00-19:00
電話番号 052-228-8860

〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内2丁目18-25 丸の内KSビル地下1階
定休日 毎週水曜・木曜 / 第3火曜

名古屋店の紹介ページへ

HERZ(ヘルツ)ブランドサイト

HERZ(ヘルツ)公式通販サイト

FACEBOOK

日々のあれこれを気ままに投稿中!!
鞄工房HERZ(ヘルツ)の公式Facebookページ