こんにちは、ヘルツオンラインショップスタッフの斎藤です。

先日新作に登場しましたエルゴリュック(R-29)ですが、
同じ建物内で働く作り手の堀口が手掛けた商品なんです！

今回は、生みの親である堀口にエルゴリュック(R-29)についてお話を伺いました！

 

人間工学から着想を得たリュック

左：斎藤　右：堀口

斎藤
「堀口さん、今日はよろしくお願いしますー！堀口さんは初の定番品ですよね？」

堀口
「よろしくお願いします。そうですね、初の定番品です！昔やってたスポーツ企画が始まりだったんですけど、
時間が足りず企画には間に合わなくて。定番品に向けて動いていたんですよ。」

斎藤
「じゃ、念願の新作デビューですね！スポーツ企画が始まりって事ですけど、この形を作ろうと思ったきっかけとか聞いても良いですか？」

堀口
「そうですね、スポーツ企画って事だったので、アウトドアっぽい感じの要素と人間工学ってところにスポットを当てて作ったんですよね。」

斎藤
「人間工学、ちょっと調べてきたんですけど、リュックの名前の由来にもなったエルゴノミクスですよね。」

堀口
「あー、そうです。このリュックは革なのに背負った時に軽く感じられるのを目指して人間工学に基づいて作ってきました。」

 

背負った時に軽く感じる構造

斎藤
「背負った時に軽く感じられるって事ですけど、詳しく教えてもらってもいいですか？」

堀口
「まずはこの逆かぶせって呼んでいる部分なんですけど、ここにストラップが直接つながっていて。
背負った時に逆かぶせが中の荷物を押さえつけて揺れたりするのをふせぐ役割があります。」

斎藤
「あー、重心がずれにくいって事ですか？」

堀口
「そうですね！このリュックは重心がすごくポイントです。逆かぶせが縫い付けられている部分を見るとリュックのだいたい7対3の比率になっていて、これが重さを感じにくくなる比率だと言われてるんです。」

斎藤
「この逆かぶせが縫い付けられている部分から、リュックストラップにつながって持ち上げている感覚でいいですか？」

堀口
「そうですね。背負った時に軽く感じられるように、その位置から持ち上げるような構造にしています。
あと、このリュックの形、収納面では使いにくいかなと思うかもしれないんですけど、背中になるべく密着させることで、体の重心に近くなり重さを感じにくくする一因となります。」

 

おすすめの背負い方

斎藤
「じゃあ、なるべくタイトめに背負ってもらった方が良いって事ですよね？」

堀口
「そうですね。このリュックだと見た目的にも、そうしてもらった方がいいと思います。」

堀口
「できるだけ体の高い位置で密着させて背負うのが軽く感じられるコツです。
後面の下の部分も体に沿いながら前に出てくることで密着感を高めてくれるポイントです。」

斎藤
「体に沿うように作られたってことですね。この後面の形もおもしろいですよね！」

堀口
「狙ってこのデザインになった訳ではないのですが、ポイントを押さえるために行き着いた形です。
いわゆる機能美みたいな。おもしろい形になってよかったです。」

斎藤
「あ、さっき収納面では使いにくいかもと言ってたんですけど、逆かぶせの部分もポケットになってたり、メイン収納部に貫通するファスナーもついてて、あったら嬉しい機能が入ってますよね！」

堀口
「細かいこだわりなんですけど、メイン収納部に貫通するファスナーはマチの外側寄りに付けてるんで、中身が取り出しやすいかなと思ってます！」

 

最後にお客様へ

斎藤
「では、この辺で今日は終わりにしたいと思いますが、最後にお客様に何か伝えたい事とかありますか？」

堀口
「え～、そうですね。今回構造にスポットを当てて作ったので、なかなか見ない見た目のリュックになったと思います。
他とはちょっと違ったモノをお探しであれば、是非おススメしたいですね！」

以上、堀口とのお話をお届けしました。
結構ディープな内容が聞けて楽しかったです！最近の言葉を使うと沼にはまりそうでした。

（※背負った時の重さの感じ方には個人差があります。予めご理解下さいませ。）

インタビューついでに「堀口さんの奥さんの良い所10個教えて下さい」と尋ねた所、非常に照れた笑顔ではぐらかされました。

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