こんにちは。NET工房作り手のセイジです。
日に日に寒さも増し、いよいよ年末ですね。
インフルエンザが流行っているみたいなので皆さん気をつけて、今年を乗り切りましょう!
さて、私事ではありますが先日タトゥーを入れました。

ヘナタトゥーです^^
ヘナタトゥーはヘナというハーブの葉を乾燥させて作った天然の染料で肌に模様を描き染色する一時的なボディアート。2週間ぐらいで消えるらしく、魔除けや幸運を招くといった意味があるそうです。
気軽にボディアートを体験したい人にはおすすめです。
今回は私の愛着のある道具を紹介します。

前回のNET工房のブログにもありましたが、ほとんどの作り手それぞれがお気に入りのエプロンを付け作業しています。
以前使っていたエプロンの腰紐を再利用し、やや厚めの8号帆布を使って自作しました。
(使用歴5ヶ月)
少し前から上半身まで覆う胸当てエプロンを止め、腰エプロンを使っています。
首や肩の負担が無く、夏場は涼しく快適です。
因みにその前に使っていたエプロンがこちら↓

他の人と被らない鮮やかな色に惹かれて購入。
使い始めましたが、発色のいいオレンジがチラチラ目に入り作業に集中できず、、。
更に、発色のいいオレンジのエプロンをした40代半ばの私を見て「似合ってますね」とも言えず、
なんと声を掛けていいのか戸惑っている後輩達を見て着用を断念。
(使用期間1日)
続いてこちら↓

ヘルツに入社して少し経った頃、創業者の近藤に貰ったもの。
私にとっては思い出の詰まった愛着のある道具。
正式な名前はカッサ棒と言うらしく、本来は腕や足などのマッサージに使うものらしい。私はこの棒を鞄や小物の形出しに使っています。
太い方で大まかな形出し、細い方でしっかり出し切る。絶妙な太さで非常に使いやすい。
(使用歴15年)
15年使い続けてるので、結構傷だらけ。
今までちゃんとメンテナンスをしたことがなかったので、15年間の感謝の気持ちを込めメンテナンスをしました。
15年前のようには戻らないけど味も残しつつ綺麗になりました。
愛猫も気になる様子・・・
そして、最後にこちら。

道具とはちょっと違いますが、入社したての頃、手の汗で革を汚し、ひどく怒られた事を今でも憶えています。ハサミで手を切ったり、ハンマーで叩くことも何度もありました。
そんな失敗をしながらも毎日のように鞄を作り、ヘルツの革に触れ、培ってきた感覚。
時には柔らかく、時には硬い革もどの様に力を加え、扱えばいいか、手の感覚が覚えている。
(職人歴19年)
以上、愛着のある道具紹介でした。
今回、紹介した道具たちもそうですが、長く付き合っていると当たり前のもののように感じてしまう事があります。
でもそれは当たり前ではなく、有難い事。
誰にでも有るものではないし、今の自分に無くてはならない大切なもの。
当たり前のようになっているものを当たり前と思わずに感謝の気持ちを忘れずにいよう。


そう思った今日この頃でした。













