新作!革紙袋の作り手インタビュー

こんにちは、HERZオンラインショップの松下です。
今回は、新作革紙袋(T-5)について、制作を手掛けた作り手:滑川にお話を伺いました。

 

松下
「今回の新作革紙袋は、2020年末にサンプル品として販売した際も爆発的な売れ行きで大好評を頂いていましたね。NET工房でも沢山制作されていましたし、サンプル品が完売してからも再販の要望を非常に多く頂いていましたが、反響を間近で感じてどうでしたか?」

滑川
「いやあ、本当に嬉しかったですね。自分としてもすごく愛着がある鞄だったので。皆さん本当にありがとうございます!」

 

新作の革紙袋制作を手掛けた作り手:滑川

松下
「今回満を持して定番化となりましたが、こちらは一番最初に作ったきっかけは、どんな感じだったのでしょうか?」

滑川
「これは2013年の『旅モノ』企画がきっかけで、自分が旅行で使いたいものということで作りました。どうして紙袋かっていうと、自分は国内でも海外でも旅行のときは必ず紙袋を持ち歩いていて、それだけを持って観光などをしていたからです。」

『旅モノ』とは、作り手やスタッフが旅に使いたい鞄や革小物を作り、実際に使ってみる、というヘルツの人気企画のこと。

 

革紙袋(T-5)革色チョコ着用例

松下
「紙袋だけを持って観光というと、その中に貴重品のみを入れて持ち運ぶような感じですか?」

滑川
「いや、財布はズボンの前ポケットに入れて、本当に紙袋だけ、、、。」

松下
「へえー!すごく身軽なスタイル!今でいうエコバックのような使い方ですね。」

滑川
「そうそう。ペットボトルとかガイドブックとか、何か買ったときにすぐ入れられるような感じで。でも紙袋ってすぐボロボロになっちゃうから、長く使える革で作りたいなということで作りました。」

 

気軽に使えるラフさが魅力!

革紙袋(T-5)と一般的な紙袋の比較

滑川
「こだわったのは、とにかく出来るだけシンプルに、なるべく紙袋に近いデザインにしたこと。だからポケットも付けなかったし、遠くから見ても紙袋っぽく見えるようにしました。出来るだけ軽くて紙袋に近い形を出すために、革も出来るだけ薄い革を選んで、、、。」

松下
「なるほど。まさしく紙袋っていう、このシンプルさが潔いですね。でも底板を入れていたり、取っ手の付け根も内側に当て革がしてあったりと、革鞄ならではの工夫もきちんとされているなと思います。」

滑川
「そうですね。作り的には革を底面で繋いでいたり、ヘルツの他の鞄と同じ構造で作りつつ、とことんシンプルにしてあります。」

 

革紙袋(T-5)A4クリアファイル収納例

取っ手の裏側に付けられた当て革の様子

松下
「素朴な疑問なんですが、旅先でトートバッグといった鞄ではなく、あえて紙袋を好んで使っていたのは何故でしょうか?」

滑川
「元々通勤の時に、メインで使う鞄を背負っていても、それとは別でお弁当とか、何かと紙袋に入れて持ち運んでいたんです。重いのが嫌なので、紙袋なら軽くて気楽に使えるし、扱いやすいので気に入って使っていました。その延長線上で、近所のスーパーなどちょっと出掛けるのにも紙袋1個持って出かけるっていう生活をしていて、『紙袋が長く使えたら良いのに』ってずっと思っていたんですよ。でも今考えたら、海外旅行では防犯上あんまりよくないかもしれないよね。(笑)」

松下
「確かに海外は少し怖いかもしれませんが、貴重品は身に着けているわけですし、ラフな鞄という道具として理にかなっていると思いますよ!」

滑川
「それと、手軽に鞄の中にも畳んで仕舞えるから良いと思って。紙袋だったら鞄の中とかスーツケースにも場所を取らずに仕舞えるじゃない?」

 

革紙袋(T-5)を畳んだ様子

革紙袋(T-5)を小さく畳んだ様子

松下
「確かに!折り畳んで持ち運べるっていうのは、これまでのヘルツではあまり無いですね。この革紙袋は、そういうラフさが一番の魅力かもしれませんね。」

滑川
「取っ手を革の丸紐にしてあるのも、紙袋としてのデザインもあるけど、こんな感じで折り畳んでも鞄に仕舞う時に取っ手が嵩張らないようにっていう意味合いもあります。」

 

しっかり長く使えます!

松下
「実際に滑川さん自身もサンプル品を愛用していたとのことですが、使ってみてどうでしたか?」

滑川
「すごく使いやすいし、自分がこれまで使ってた中では一度も壊れなかったですよ。3~4年使って、それから母がさらに3~4年使ってるから、併せて7~8年になるのかな。けど、全然壊れていないです。」

松下
「へえー!紙袋としては驚異の長持ちですね!一般的な紙袋ってよくこの取っ手部分が抜けてしまったりすると思うんですが、そういった事もなかったですか?」

 

革紙袋(T-5)の取っ手結び目の様子

滑川
「うん、全然問題なかった。革紐も一回も千切れてないです。作りは至ってシンプルだし、もしかしたら一般的な鞄より強度は高くないかもしれないけど、そもそもこの革紙袋は重いもの入れてガンガン使うっていう物ではないからなあ。」

松下
「書類をパンパンに入れて持ち運ぶような鞄ではないということですね。あくまで軽く、ラフに使うのが目的の鞄なので、そういう意味では十分な強度を兼ね備えているなと思います。」

滑川
「そうですね。人によって使い方が違うから、一概には具体的な耐久年数がどれくらいとは言えないけど、、、。今はどこもビニール袋が有料化しているし、エコバック的なイメージでラフに使っていただけたらと思います。」

 

旅行やちょっとしたお出かけに!

革紙袋(T-5)について話す作り手:滑川

革紙袋(T-5)革色キャメル着用例

松下
「最後に、良かったらお客様に一言いただけますか?」

滑川
「そうですね。さらっと持てて、ちょっとコンビニに行くとか普段使いにもおすすめですよ。自分は旅行の時に本当に重宝したので、いつか気軽に旅行に行けるようになったら使って頂きたいですね。コンパクトに折りたためるのもポイントなので、『キャリーケースに1つ』みたいな感覚で愛用してもらえたら嬉しいです。」

松下
「様々なシーンで気楽に愛用して頂きたいですね。ちなみに滑川さんは何色が一番好きですか?」

滑川
「自分は黒ですね!シーンや服装を問わずどこにでも持って行けるし、男性でも女性でも使いやすいと思います。ぜひ気楽に使ってください!」

 

革紙袋(T-5)全5色を並べた様子

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